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映画「映画妖怪人間ベム」醜い化け物と呼ばれても人間を助けるのか?! [映画]

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映画 妖怪人間ベム」2012年日本映画

★★☆☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

脚本 西田征史

出演者 亀梨和也(ベム)  杏(ベラ)  鈴木福(ベロ)  柄本明

醜い容姿から人間から疎まれてきた妖怪人間たち。
彼らは人間ではない。そして人間になりたいとずっと望んで叶えられずにいた。
正体がばれないよう転々と移動し続ける。
ある時、以前いた街に戻ってしまう。そこでは不思議な連続殺人事件が起こっていた。
彼らの正体を知りながら仲間として迎えてくれる人間たちと一緒に事件を解決しようとするのだが。

人気テレビドラマの映画化。
アニメで放映されていたものを実写化。
人間でないものたちが、その正義感ゆえに自分たちを迫害する人間を守ろうとする。
これはなかなかに深い。
彼らは人間に憧れている。
いつの日にか人間になりたいと強く願っている。
でも一体なぜ?
不老不死の彼ら、そして一人ぼっちではない。仲間がいる。
なのに人間に憧れなりたいと切望している。
正義感のみでできている彼らは悪をその身に取り込まない限り人間になれないと明言されている。
彼らを作ったとされる博士から。
テレビドラマでは悪を取り込むことを拒み、人間になることを諦め生きていくことを決意している。
悪になるくらいなら化け物の方がマシってこと。
それが彼らの決断であっても、やはり人間になりたいという希望は捨ててはいない。
この映画でも、悪の化身で出来上がった決して枯れない雑草で人間になれないかと葛藤する。
その雑草のせいで、一人の母親が半身化け物になってしまう。
幼い娘を残して化け物になってしまった彼女は、時折悪に負け、こうなってしまった理由である製薬会社の役員を次々殺していく。
それを止めるためベムベラベロは必死に戦うことになる。
その女性には幼い娘がおり、ベロはその娘に恋をしてしまう。
その母親を殺さなければならない葛藤も描かれる。
悪を倒す…という目的のみで生きていく彼ら。
それは彼らが憧れる人間を倒すということ。
それについてどう考えているのか。
それだけ悪をまき散らす人間に憧れ続けるというのは一体どういうことなのかと考えてしまう。
ベラが時々、人間なんかほっておこうと発言する。
彼らを迫害している相手なのに、なぜ助けようとするのか、と。
おそらくベムにとって、人間を助けることで自分たちが生きる意味を見出しているような気がする。
どうして自分たちは産まれてしまったのか、どうして自分たちはここに生きているのか。
化け物と呼ばれ、人間とは違った生き物として生まれた運命の意味を知りたいのだと思う。
それが人間の中に時折発生する”悪”を退治することで、自分たちが生まれた意味があると信じたいんじゃないか。
人間はすべて善ではなく、化け物である彼らこそが善として描かれている。
敵対してもおかしくない相手であり、彼らが憎む悪でもあり、そしてそれと反面して憧れ続けている存在でもあると。
人間の存在意義に対しても疑問を持つようなストーリーだと思う。
果たして人間は彼らに助けてもらう価値はあるのだろうか。
確かに人間の中には"愛"も存在してて、でも例えば家を無くした人がいたとして、その人に、自分の住む家を空け渡し「さぁ、この家をあげるよ」って言う人がいるのかってこと。
それが身内ならともかく、見知らぬ他人だとしたら?
自分の財産をすべて投げ打って見知らぬ人を救うことができるのか?
なんか、ずっと考えてると結局人間は利己主義の塊なんじゃないかと思える。
善意さえも、ある種の優位性から行われる行為なんじゃないかと。
性善説を信じたいけど、信じられないのが現実で。
彼らは唯一の人間の良心なんだと思う。
テレビドラマをずっと見てたけど、この映画もその延長上にあって、特に映画化されてパワーアップした感はなかったな。
ストーリーも親子愛とかあったけど、泣けなかったし。
ドラマで食傷気味になってた、人間を助けることに葛藤しないベム、疑問を持ちつつも結局助けるベラ、人間を何度も懲りずに信用するベロという立ち位置も同じだったし。
映画館でお金払ってまで観る感じじゃなかった気がする。
今回テレビでやってたから観たけど。テレビで良かった。
 
でも亀梨和也の演技は好き。杏の気が強い女性っぷりも好き。当然鈴木福くんも可愛い
それがなかったら観なかったかも…な映画でした。


ルナ40.jpg

妖怪が出たら怖いにゃ隠れるにゃ

【映画過去記事】

映画「グエムル-漢江の怪物-」怪物パニック韓国映画親子の絆を描く
映画「トンマッコルへようこそ」笑えて泣けて戦争の不条理さを描く秀作



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