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映画「かぐや姫の物語」高畑監督が描く竹取物語の世界。姫の犯した罪と罰とは… [映画]

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「かぐや姫の物語」2013年日本映画

★★★★☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

監督 高畑勲

声優 朝倉あき (かぐや姫) 高良健吾 (捨丸) 地井武男 (翁) 宮本信子 (婆)
日本で最古と言われる古典文学「竹取物語」を原作にしたアニメ。
竹取の翁はある日、光る竹を見つける。
そこでぐんぐん成長するたけのこの中に小さな小さな可愛い姫を見つけ、家に連れて帰る。
姫はそこで人間の赤ちゃんになり、婆と一緒に育てることにする。
自然いっぱいの山の中で生き生きと育つ姫だったが、成長が早いため「たけのこ」とあだ名をつけられてしまう。
その頃翁は、竹の中で金を見つけたり、美しい布を見つけたりすることで、これは姫を大切に高貴の姫として育てよとの天からの声だと信じ、都に御殿を建て、そこで姫を養育することに。
しかしこの生活は姫にとってあまり幸せではなかった…。

最初は絵に違和感があったのだけれど、だんだんそれが慣れていき心癒されるように。
野山の美しさや、野花や獣、小さな農家や田んぼの風景にはこの絵がぴったり合ってる。
日本人の心象風景っていうか。
赤んぼが裸なのもいいね。
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映画.comサイトより画像引用


好きなシーンはやっぱり、かぐや姫が桜の木の下で嬉しそうにくるくる回るシーン。
あと、捨丸と自由に飛び回るシーン。
ここなんて、ジブリだな~と思わせるよねぇ。
竹取物語でも空を飛びまわらせるなんて、よっぽどジブリは空を飛ぶことに執着があるね。 
main_large.jpg
映画.comサイトより画像引用
原作にはないキャラが二人。
田舎でいろいろ面倒を見てくれる捨丸と、都で教育係りとして雇われる女性。
この二人は原作にはないキャラみたいね。
でも、この二人のおかげで単調なストーリーが面白くなってる気がした。
捨丸との淡い恋もいいしね。
しかし捨丸、結婚して子供までいるのにあっさりかぐや姫と逃げようとするとは…。
浮気男め!
sub01_large.jpg
映画.comサイトより画像引用
一番気になってたのが、かぐや姫の犯した罪と罰。
これは映画が公開された当時のキャッチコピー。
これで、そういえばなんでかぐや姫は地球に落とされたのか?という疑問が出てきたからね。
んで、てっきり映画の中ではっきりと示されるのかと思いきや…。
そうでもないというね。
はっきりと明言されたわけではないけれど、なんとなく察せられたというか。
まず、月の世界は穢れのない綺麗な世界で、地上は穢れのある世界。
以前も地上に落とされた月人がいて、その人が歌う地上の歌を聴いて、かぐや姫は地上に憧れを抱く。
穢れのある地上に憧れを抱いたかぐや姫はそれを罪とされ、罰として地上に下ろされる。
しかし、憧れの場所に行けることが罰というのはね、ちょっと違う気もするけど、おそらく天上人さんたちは、地上に行って苦労すればいいさwwみたいな意地悪気分なんだろうな。
んで、その罰は、地上がどれほど穢れが多く嫌な場所かを自らが自覚し、月に戻りたいと願えば許されると。
ほらね、言ったでしょ?やっぱり月の世界が一番よね?みたいな感じ。
そう考えたら、翁が金を貰ったのも、都に御殿を建てたのも、すべて天上人の思惑通りともいえる。
野山で生き生きと生きる幸せを知った姫を、そのままみすごすわけにはいかなかったんやろな。
案外、底意地の悪い天上人さん。
その願いかなって、とうとう姫は月に帰りたいと一瞬願ってしまう。
はい、罪は許されました、月に戻してあげましょう…と親切心で天上人たちは姫を迎えに行くわけね。
そして、地上での穢れをすべて落とし忘れるように羽衣を姫に着せる。
なんていうか上から目線というか、翁と同じで、これが姫にとって一番良いんだと信じて姫の気持ちを無視して勝手に行動するわけよ。
翁も月の住人も結局は一緒。
本人の幸せを願うあまりに本人の意思をまったく尊重していない。
これなら地上で、「生きる」ために地上に来たのだと自覚し、そのまま暮らした方がよっぽど幸せ。
でもそうはならない。
人生が思うようにならず、すべて周囲の思惑で決められてしまう姫というのは一体なんの象徴なんやろか。
昔の人はこれを読んで一体何を学び何を考えたんだろう。
翁も姫の幸せだけを考えて高貴な人たちとの結婚を望んだわけで、姫の望みとは違ってはいたけど、悪気があったわけではない。
親の望む幸せと子供の望む幸せは必ずしも一致しないという…。
大昔から親子の確執というのはあったわけやねぇ(しみじみ)。
今で言いかえれば、良い大学に入り、大企業に就職し、エリートを見つけ結婚することが子供の幸せと望む親。
子供側から言えば勉強勉強と言われ続けて必死で勉強し良い大学に入ったけれど、結局好きになった相手はデビューを夢見るバンドマンだった…みたいな?
…例え合ってる??
子供ためと思って必死に働き、必死に塾に行かせ、必死に栄養を考えた食事を作り、健康に気を配り、いろいろ口うるさく言ってきたけど、最後は勝手に好きな相手と結婚して、勝手に家を出ていく娘…みたいな。
 
ちょっと!!!あまりに哀しすぎる結末やん!!
という、子育て中の親にはなかなかに厳しい映画でした(違)
ルナ111.jpg
にゃるほど!子供の幸せってにゃに?…というお話にゃのね!←いや、まぁ、たぶん…



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めっちゃ美味しそう…↓





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コメント 2

mitsuya

ジブリっぽいのは間違いないんですけどどこか違うというか(^_^) ミーハーなワタクシは千と千尋の神隠し、魔女宅あたりが好きかな(*´ェ`*) ジジも出るし(*^^*)
by mitsuya (2015-04-11 08:08) 

youyou_s

>mitsuyaさん なんか日本昔話風でしたもんねぇ。私はとなりのトトロが一番好きかな。娘が小さい時にセリフ覚えるくらい見させられましたから…。
魔女宅もいいですよね!ジジみて、黒猫欲しくなりましたもん。たなみちゃん…いいな~可愛いな~。
by youyou_s (2015-04-11 10:29) 

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