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映画「時をかける少女」筒井康隆原作、細田守監督が贈る青春SFファンタジー [映画]

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「時をかける少女」2006年日本映画

★★★☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

監督 細田守

声優 仲里依紗(紺野真琴) 石田卓也(千昭) 

高校生の真琴はある日踏切で事故に遭ったことがきっかけで時間跳躍ができるようになる。
嫌な事があった日は朝からやり直したり、些細な出来事で過去に戻ることを繰り返すように。
最高の毎日だ!とご機嫌の真琴に、叔母が「誰かが困ったことになったりしてるんじゃない?」と言われ、少し戸惑う。
そんな時、友達だと思っていた千昭に告白されそうになり、タイムリープによってなかったコトにしてしまう真琴。
そしてこのタイムリープには回数制限があると気づくのだが…。

原作は筒井康隆さん。
筒井さんの小説は高校生の時に読み漁ったんだけど、この原作は全然覚えてない。
読んでないんだろうなぁ。
こんな爽やか系の小説も書いてたなんて…。

主人公は高校生の紺野真琴。
これがもう映画の最初ではいらっとくることばっかりで…。
どんくさいし、行動が大げさで、周囲に注意を払うことをまったくしない、猪突猛進そのまんまの少女。
よくもまぁ自転車であれだけ人通りの多い商店街を走れるなぁと呆れるし、むちゃくちゃスピード出すし、今だったら危険運転で罰金くらうほどの無謀運転。
そら、踏切で事故るわ…としょっぱなから主人公に好意を一切持てず。

いや、決してイケメン二人と仲が良いのがむかついていたわけではないです。
いや、ほんとに。
女子高生くらいの年齢で、あれだけのイケメンが二人べったり真琴にひっつくような状況があり得るだろうか…。
いや、決して嫉妬してるわけでは…。
それでいて、真琴はあまりに精神年齢が幼くて、恋愛に疎いという感じ。
いやいやいやいや有りえないでしょ。
17歳やで?
初恋もとっくの昔に終わってるやろ。
いつまでも男女が仲良く放課後遊びで野球するなんてあり得るか?

いや!あり得んって!!

…決して妬んでるわけではないけども…。

なんか主人公の真琴が騒々しすぎて、行動がでかくて、他人を顧みない性格なのがもう受け入れられない。
理科室でもちょっと人影が見えただけで、ノートを空中に放り投げてひっくり返る…。

いや!あり得んって!! 

行動が大げさすぎるわ。

とまぁ、映画始まってすぐぐらいから、ずっと真琴にいらっときてたわけですよ。
走ると人にぶつかるぶつかる。
大迷惑やろ。
あれ絶対他人に怪我させるわ。
危なすぎる。

ただ、観てるうちにだんだんその行動が気にならなくはなってくるね。
少しはね。
ストーリーやちょっとしたシーンに思わず見入ってしまうというか。
時間跳躍をくだらないことで繰り返す(例えばカラオケを延長せずに何度も繰り返す)真琴に対しては、あほやなこいつ…と呆れた感覚で観てるんだけど、時間跳躍するときの跳ぶ様子が綺麗だなぁと。

時をかける少女.jpg
映画.comサイトより画像引用


あと青空とかなんていうかなにげない風景が懐かしい感じで、すごく綺麗だなぁと思った。
あと、男子高校生がイケメンやな。
ジブリは女の子は可愛いけど、男性は全然かっこよくない。
でも細田監督の描く男子高校生はかっこいいなぁ。。。。
ちょっと銀魂の銀さんにかぶってるけど…。

まぁちょこちょこ真琴が過去に戻ってやり直すせいで、やっぱり代わりに困ったことになる人もいたりして。
そして、千昭がせっかく真琴に付き合おうと言ってるのに、なぜか過去に戻りなかったことにしてしまう真琴。
恋にしたくないのもわかるけどひどすぎるやろ。

そしてとうとうどうしても過去に戻さなくてはならない事態が起こってしまう。
踏切事故に遭うのは自分だったはずなのに、友達が代わりに事故に遭うことになってしまうのだ。
なんとか止めようとする真琴。
しかしすでに時間跳躍の回数を使い切ってしまい過去に戻すことができない…。
絶望にかられる真琴だったが。。。。。

と、ここで思いがけない展開が。
ま、ちょっとはわかってたけど(負けず嫌い)。
意外な人物が時間跳躍のカギを握っていたというわけ。

ハッピーエンドではありますが、ちょっとせつないラスト。
ちょっと主人公の女子高校生がありえなさすぎて好きじゃないけど、ストーリー自体はすごく面白かった。
細田監督作品は、サマーウォーズを見たけど、あれは感動したな。
こっちは感動というよりかは、シーンシーンが綺麗で心に残る感じ。
河原でのある人との別れのシーンとかね。
ぐいっと引き寄せて「未来で待ってる」と耳元でささやくなんて、久々にきゅんきゅんしたわ。

そういえば千昭はリアル鬼ごっこの石田卓也なんやね。
ちょっと演技が??って感じやったけど、イケメン男子高校生の声としては似あってたわ。
主人公の声は仲里依紗。
あれだけのお調子者を上手く演じてたねぇ。
わーわー泣くとことか、何かと言うとギャーギャーわめくとことか、わりに自然やったかも。

人物が好きじゃなかったけど、ストーリーは好きという珍しいパターンのアニメでしたわ。
普通はどちらも好きか、どちらも嫌いか、なんだけどなぁ。
原作は一体どんな感じなんやろか。
この映画ほど、爽やかで胸きゅんきゅんの恋愛物語だとは思えないんだけどなぁ、だって筒井さんでしょ?

なんでか、時をかける少女という小説は眉村卓さんだと思い込んでたわ。
なんでやろか。
ただの青春物語を筒井さんが書くわけないという偏見やろかね。
高校生の頃、めっちゃSF本読んでて、星新一、平井和正、筒井康隆、小松左京、眉村卓、レイ・ブラッドベリとか、ハマってたんだけどなぁ。
あ、あと、横溝正史ものきなみ読んだわ。
あんまりストーリーとか犯人とか覚えてないけども。

ちょっと話が逸れましたけど、まぁ青春なんてあんなものかもなぁ…とは大人になった今では思いますな。
自分だけが世界の中心で、周囲に人が暮らしているなんてこと思ってもみない。
それぞれに生活があり、人生があり…なんて考えもしないんだろうな、あの年齢は。
自分の事だけ、学校と家庭という狭い世界で暮らしてて、悩みも自分の事に終始していて。
周囲がまったく目に入ってない感じがよく出てたわ。
嫌な事があれば、自分だけ不幸な気がするし、自分が幸せだと周囲どうでも良かったりね。
真琴がまさにそんな感じ。
思いっきり自転車で商店街を走り抜けるのも、周囲の人にがんがん当たりながら走りまわるのもそう。
幼児を連れた妊婦さんも歩いてるのにね…。

電車で出会う女子高校生の集団も、大きな声でしゃべって嬌声あげて、駅に座り込んだり、周囲の迷惑考えてないからね。
彼女たちの目に映っているのは、自分たちと同年代の若者だけ。
おっさんおばさん高齢者小さい子供は興味の対象外だから見えてない。
存在すらしてないやろね。
そういうのがわかるだけに、まぁ主人公の真琴があんな感じでも生暖かく見れるのかもしれん。
いや、別に女子高校生に恨みがあるわけちゃうねんけどね。
いや、ほんまに。

ということで最後まで主人公の真琴に対する好意が感じられないレビューでしたが、映画自体は良かったですよ。
いろいろ考えさせられますしね。
男子高校生はイケメンやったしね(そこかよ!)

ルナ131.jpg

結局女子高校生が嫌いなだけだにゃ

【本映画過去記事】
映画「リアル鬼ごっこ」全国の佐藤姓をすべて捕まえろ!捕まれば殺されるリアル鬼ごっこ。
本「百年法 上」山田 宗樹が描く不老化した人間、百年経ったら安楽死…の法律、百年法。日本の未来は?
映画「アベンジャーズ」アイアンマン、キャプテンアメリカ、ソー、ハルク、米ヒーロー達が悪と戦う!



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コメント 6

mitsuya

これまだ観てないんですよ(*^^*) 銀さんファンのワタクシとしては気になりますがスルーですかね(*^^*) 横溝正史はじめ挙げられているSF作家はワタクシもハマりましたよ(*^^*) ほんと、夢中で読みましたっけ。
by mitsuya (2015-08-24 08:42) 

youyou_s

>mitsuyaさん もう亡くなられている作家さんもいますよね。特に平井和正さんとか大好きだったんですよ~。狼男シリーズが。結構グロかった覚えはあるんですが、面白かったですわ。
この映画に関しては結構評判は良いようですね。私はイマイチかなぁ。。。
by youyou_s (2015-08-24 18:39) 

ojioji

女子高生がライバルでしょうか(^_^)
筒井康隆、学生時代に嵌っていた時期がありました。筒井順慶とか大いなる助走くらいしか覚えていませんが。そういえば復帰してから?の文学部唯野教授はまだ持っているかも。今調べたら御年八十になられたのですね。ご健在で嬉しかったです。
時かけは原田知世さましかm(__)m。昨年、ドラマ「紙の月」で再会できて感激でした。
眉村卓さんはなぞの転校生ですよね。NHKドラマで見たことが。彼も御年八十、ご健在(^_^)
横溝正史読まれてるんですね。すごい。(きっと)お若いのに(^_^)。ぼくの世代が支えたブームと自負していたのですが。
by ojioji (2015-08-24 19:45) 

youyou_s

>ojiojiさん おお、お二人とも健在とは、嬉しいですねぇ。そっか眉村卓さんはなぞの転校生ですか。なんとなくそっちのイメージがあったので原作なのかと勘違いしました。
横溝正史は結構読んだんですが、ほぼほぼ犯人とか忘れてしまいました。。なんとなくイメージが全部に通っているというか。さびれた村や島で凄惨な過去が理由で殺人が起こる…という感じ。なんか友達の間で流行ったんですよね。江戸川乱歩とか。グロくて暗い小説を読みたい時期だったのかな…。
女子高生はライバルというより敵!です(笑)
by youyou_s (2015-08-24 19:54) 

フォレスト

細田監督が『時かけ』を別の印象作品に変えてしまうほどの実力を見せてくれたのは良かったです。

有川浩さんや細田さんは本当に政治的メッセージが強い方だと思いますが、今作は見る人によって色んな解釈がてきるのかなーと思います。

最後の戦争を知る人(未来から来た人)が戦争の恐ろしさを若者に伝え、2度と会えなくなる、と言うシチュエーションは

職業がら、私は現在のお年寄りさんとの別れのように感じました。

ストーリー中、教科書を映すシーンで日本史の教科書がハッキリ映ったのは『このストーリーは現代の日本』と印象を強めたかったのかなぁ…と勘ぐったりしました…
by フォレスト (2015-09-03 22:09) 

youyou_s

>フォレストさん なるほど。色々な解釈ができる映画だったんですねぇ。全然深く感じ取れてませんでした凹
戦争を知る最後の世代の方々が亡くなられていく時代ですもんね。映画にしても小説にしても語り継いでいき、後世に残す必要がありますね。私たちの子孫には、歴史の授業で戦争を習い、昔はこんな野蛮な事してたんだ…くらいの認識で、戦争は撲滅されていることを願ってるんですが。
by youyou_s (2015-09-04 08:15) 

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